コーヒーを自分で焙煎しよう

焙煎したコーヒーを買ってきてハンドドリップで淹れていた私ですが、
いつしか焙煎というものに興味を持って始めて見るとこれが面白い!そして難しい!!

こんな焙煎初心者であるわたしと一緒にコーヒー焙煎を一緒に始めてみませんか?
ただ焙煎するだけならそんなに難しくはありません。
でも美味しいコーヒーを焼くのは難しいです。

しかしなんでもやってみないとわからないことばかり!
興味を持ったらまずやってみましょう。

用意するもの

まずは道具が必要です。
コーヒー焙煎にはこのようなものが必要です。

  • 生豆(これがないと始まりません)
  • 手網もしくは取っ手のあるザル
  • ガスコンロ
  • コーヒー豆を冷ます時に使うザル
  • 攪拌棒(私は使っていません)

教科書として中川ワニさんの「家でたのしむ手焙煎コーヒーの基本」を使っています。

さぁ、始めてみましょう!

ピッキング

お盆などに豆を出して、割れた豆やカビた豆、虫食い豆や、形が小さいなどの不揃いなものを取り除きます。
最初はどんな豆かわからないと思いますが、
全体的に見て色が特に変だったり、形が揃っていないなど、不揃いなものとしか言いようがないんですよね(^_^;)

私が持っている煎り編みの大きさでおおよそ生豆で100g〜120gほど焼けるので、
ピッキングした豆で焼く量を用意してください。

生豆を洗う

コーヒー手焙煎

豆をボウルに入れて揉み洗いします。
その時水でもいいのですが、
少し暖かいくらいのお湯で丁寧に揉み洗いします。
私はみかんなどが入っている赤いネットを使って揉み洗いしてます。

ある意見では豆を水に浸す事を、
良くないように書いている記事を読んだことがありますが、
豆にチャフ(薄皮)が着いていると焼いている時に汚いですし、
少し濡れるくらいのほうがふっくら焼けるような気がしています。

ある程度チャフが取れすすぎ水がきれいになったら、
清潔なふきんやペーパータオルでしっかりと水気を取り除きます。

いよいよ焙煎していきます

火との距離を測っておく

0分→3分

コンロに火をつけます。
火加減は中弱火くらいです。
コンロや焼く豆の量など条件も違うので調整してみてください。

最初の3分くらいは火から30センチほど離し、
焼くというよりも熱をまとわせる感じでひたすら手を動かし続けます。
豆を常に動かし続けないとすぐに焦げてしまうので気をつけてください。
それと火からの距離を正確にするため、
一度定規を使って距離を確認することをオススメします。

少しずつ熱を入れていきます

3分→6分

次の3分は20センチに近づけ熱を入れます。
ゆっくりゆっくり焦らずに熱を入れていきます。

匂いにも変化が現れ干し草のような匂いがしてきます。

豆の変化を楽しみながら動かし続けます

6分→13分

ここからは1分ごとに20センチ→15センチ→10センチという感じです。
これも感覚なので必ず守るというよりかは、
目安程度にしてください。
焦げているのに距離を守っては意味がありません。
あくまでも豆を焦がさずに熱を入れていくことが目的です。
火から離したり遠ざけたりしながら豆を動かすことが重要です。
決して煙を出さないように気をつけて!

このあたりになると豆の色にも変化が現れ、
「コーヒーってフルーツなんだ!」って思えるような、
甘酸っぱいような匂いが立ち込めてきます。

9分→10分

焼き始めから9分ほど経つと、
火の距離を15センチ→10センチと上げたり下げたりしながら、
焦がさないように撹拌を続けます。

11分→13分

ここは1ハゼに向けての重要な時間です。
最終的に5センチまで距離を縮めながら、
しっかりと豆に蓄えさせます。

ただ煎るだけだと思っていたコーヒー焙煎でしたが、
一番重要なポイントは、
1ハゼが始まるまでゆっくりと熱を入れて、
豆の中に力を蓄えさせることなんだと思うようになりました。

重要な1ハゼ

1ハゼ前

13分→16分

ところでこの「ハゼ」というのは「パチッ」と音がすること。

この最初の「パチッ」が始まったら、
用心しながら3分間じっくりと熱を調整しながらハゼさせます。
もちろん煙は禁物です。

ちょっと一休み

16分→18分

1ハゼが終わったら火から外し2分間豆を休ませます。
これは2ハゼを起こす前に豆に力を蓄えさせる重要な時間です。

最後の仕上げ2ハゼ

18分→20分

豆を再び火から5センチくらいにかけハゼさせます。
1ハゼとは違い大きな音ではなく、
小さく連続するような音でピチピチパチパチという音になります。
ここで好みの色まで焼いたら火から外し終了。
最初はわからないので、
普段飲んでいるコーヒー豆の色を思い出して同じくらいの色で止めてください。

ザルに移し冷まします

大きめのザルに豆を移し、
ドライヤーの冷風で素早く冷まします。
この時豆は結構熱いので注意してしっかり冷ましてください。

コーヒー焙煎完成

すぐに飲んでもいいですが、
少しおいてガスを安定させると味に変化があっておもしろいですよ!
私もまだまだ思ったとおりには焼けず、
難しいと感じる毎日ですが、
コーヒー手焙煎はコーヒーを飲むだけだった行為から一歩踏見出し、
身近に感じることができるおもしろい行為だと思います。
上手にできてもそうでなくてもおもしろいですよ!