鹿児島ではみんなが集まると決まって作る料理があります。それはがねと煮しめ。たっぷりのお野菜を甘い味付けをした煮物です。同じように福岡などではがめ煮や筑前煮がありますがちょっと違うんですよね。
野菜のうまみがぎゅっと詰まったクセになる煮物です。
材料(4人分)
- 鶏肉(ぶつ切り):200g
- 大根:1/4
- 里芋:3個
- 牛蒡:1/4
- こんにゃく:1/2
- タケノコ:1/2
- 厚揚げ:1/3
- さつま揚げ:5個
- ゆで卵:3個
- 昆布:1/2本
- 干し椎茸:5枚
- あとはお好みのお野菜で
- 水プラス戻し汁 500ml
- ザラメ(砂糖):大さじ1
- 味醂:150ml
- 醤油:50ml
作り方

材料のお野菜を切ります。少し大ぶりに切った方が美味しいです。

鍋に火の通りにくい大根やごぼうなど硬いものから入れていきます。じゃがいもやにんじんを入れても美味しいですよ。

次に鶏肉のブツ切り、厚揚げ、椎茸、そして味の決め手さつま揚げを入れます。煮しめはさつま揚げを入れないと味が決まりません。

次に結んだ昆布(水に戻した昆布を結びながら食べやすい大きさにカット)に、今回は今が旬のツワブキを入れました。わらびを入れても美味しいです。

水500mlに味醂150mlの割合で具材がひたひたになるまで入れます。

干し椎茸のもどし汁があればそれも入れましょう!

椎茸の戻し汁投入!

味醂投入!

ザラメ大さじ1を入れます。鹿児島は甘い味付けが特徴ですがお好みの甘さで調整して下さい。ちなみに具材に対しての水の具合はこんな感じです。コクが出るのでザラメを使っていますが白砂糖でも構いません。まずは、甘みで具材を煮ます。

具材が煮えるまでは強めの火でしばらく炊いていきます。

根菜に火が通ったら醤油50ml入れてさらに10分ほど煮て火を止め、冷ましながら(30分以上)具材に味を染み込ませます。食べる前に再度加熱し温めます。醤油の加減はお好みでどうぞ。うちの味付けは塩分控えめにしています。しっかりとした塩味がお好みの方は醤油を増やしてください。

これで完成。野菜がいっぱい食べられる誰にでも好かれるどこか懐かしい味です。特に二日目が美味しいですよ♪
コツ・ポイント
根菜をたくさん入れて作った方が美味しいです。そしてなんと言ってもさつま揚げを入れることと、煮すぎないこと。火を止めて冷ましながら味を具材に染み込ませてください。