博多曲物めしびつを購入しました

ずっと欲しかった木のおひつを購入しました。

博多曲物の飯びつ

購入した先は福岡市馬出にある柴田徳商店さん。(嬉しすぎて店舗の外観を撮るのを忘れてしまいました。)

このお店で取り扱っている品物は博多曲物と言われ、古くは箱崎宮の神具として奉納されてきたとのこと。特徴としては馬出で作られ杉や檜の薄い板材を曲げ、板の端を桜の皮で綴り合わせて作る曲物容器で、飯びつ、茶びつ、弁当箱などの生活用品や、茶道で使う建水や菓子器などがあるそうです。

我が家ではご飯を土鍋で炊いています。炊き立ては土鍋からご飯を装うのですが、一度で食べきれずに残ったときそのまま土鍋に入れておくと熱で蒸発した水分でベチャベチャになるのが難点でした。それでいつかは木のお櫃が欲しいなぁ〜と思っていたのです。

で、やっと今日手に入れることができすごく嬉しい気分。

最初にあく取りをする
使う前に熱湯を入れ冷ます。こうやって杉板のアクを取るのだそうです。

おかみさんにお聞きするとなんでも最初にすることがあるそうで、博多曲物は杉板を使うのでそのアクを熱湯で摂る作業が必要とのこと。

熱湯をおひつに入れ冷めるまで置いてお湯を入れ替える。この作業を2〜3回繰り返して乾燥させればオッケー。白ごはんなら洗剤も使わずにたわしなどでゴシゴシ洗ってよく乾かせばいいだけ。底の角に水分やご飯が残ると黒ずんでしまうのでそれだけ気をつけてね!とアドバイスをしてもらいました。

で、お湯を入れると全くお湯が漏れません。びっくり!

お店のお客さんで一番長く使っている人で20年くらい使っている人がいるそうです。きちんと使えば10年くらいは持つとのこと。私たちもそれを目指して大切に使いたいと思います。

博多曲物飯びつ

サイズは2合用のものを購入しました。お値段は思っていたよりも全然安くってとてもいい買い物をしました。物を大切にして、しかもご飯が美味しく食べられるなんて幸せなことです。

こう言った伝統が便利さや価格に押されて段々と廃れていくのはとても勿体無いことですね。これからも長く大切に使い続けていきたいと思います。

この記事を書いた人

tegeken

ねこのしっぽの畑部担当です。
おいしい野菜づくりを目指しています。
SNS毎日発信を目標に頑張っています!